四 柱 推 命 の 世 界


 みなさん「四柱推命」という占術を聞いたことありますよね。占いは嫌いという方も居られるかもしれませんが、少し説明させてください。


 四柱推命は、中国が発祥の占術で、日本でも良く当たると有名な占いですが、ただ理解不足や解釈の問題で流派によって結果が異なったり、気休めの様な占いに成り下がっている感はあります。しかしながら本質は人間の気質や体質を詳しく示す、人生にとても役立つ科学的な学問なのです。


 人は、生まれた瞬間のエネルギーに決定的な影響を受けます。そのエネルギとは、天の気と地の気が合わさったものです。四柱推命では、天の気のことを「干」と呼び、地の気のことを「支」と呼びます。

 

 干には10の種類(巡る順に甲乙丙丁戊己庚辛壬癸と呼ぶ)があり、支には12の種類(巡る順に子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥と呼ぶ)があります。この干支を組み合わせることでエネルギーが表されます。


 またこの生誕時のエネルギーを理解し易くする為に、生誕の年、月、日、時の4要素に分け、其々が干支を用いて表わされます。誕生の年の天の気を「年干」、地の気を「年支」と呼び、同様に「月干」、「月支」、「日干」、「日支」、「時干」、「時支」と呼ばれます。

 古来中国では、太陽が一日毎にその性質を変化させ、10日(旬)毎に循環することが知られるようになりました。太陽の気は天の気を代表することから、生まれた日の太陽の性質が、天からその人に授けられると看なされ、とても重要視されました。
 このことから四柱推命では、生まれた日の天の気(日干)を「我」と見なします。「我」とは、自分がやりたい事、楽しいこと事、すなわち人生においてのその人のやる気で、自分の中心力(本気)と考えられます。一方生まれた月の地の気(月支)は、生誕の日(我)がどの季節(夏春秋冬土用)にあるのかを示す重要な要素で、「我」において最も大きな影響を与えます。


 「我」がこの季節から援助を受けている場合は、一般に「我」が強くなり、「我」と季節とは同じ方向性を持っていると考えます。この場合自分のパワーを使って自分の裁量で人生を歩むことに適しています。一方季節から援助を受けていないと「我」が弱くなり、「我」と季節との方向が異なることを意味します。この場合季節が示す方向性に任せる人生を歩むことに適しています。


 そしてこのどちらの場合でも持って生まれた「命」を上手に運ぶ為に必要なエネルギーを四柱推命は教えてくれます。これを「用神」と言い、上手く利用することで恩恵を受けることが出来ます。

 このように四柱推命は、自分の運命を理解するのにとても役立つものですが、

この年月日時の干支(八文字)は、人間のこ個性においてどの身体と係る理論なのでしょうか。

 四柱推命の「我」や「用神や「月支」は、個性とどんな関係にあるのか?

 そして特に「五行類型論や体癖」との関係?

 

これらの疑問を、このカフェで明らかにできればと考えています。