五行類型論(体癖)の理解を深める参考に


 

 今日は、五行類型論(体癖)について体癖の判断や理解の参考として、私の考察や感想を幾つか書きたいと思います。

 

 五行類型論(体癖)5つのグループ(木、火、土、金、水)に分けられますが、前述しましたように陰陽五行説に基づく生理機能の違いから、心の指向性(焦点)・感受性および関連する感情にも違いが表れます。

 

 野口晴哉氏(著書:体癖1巻2巻、全生社)や竹下雅敏氏(東洋医学セミナー、五行類型論)に開示された心の指向性と五行式体表にある感情について表にしてみました。

 

五行

心の指向性

感情(五行色体表による)

木(1種、2種)

善悪(真理)や毀誉褒貶(褒めたり、けなしたりすること)

怒り

土(3種、4種)

好嫌

思い

金(5種、6種)

利害損得

憂い(不安)

水(7種、8種)

勝ち負け

恐れ

火(9種、10種)

愛憎

喜び

 

 ここでこの「心の指向性・感受性」の元となる体の生理的欲求からくる心理を、私の経験や私の知り合いの意見を踏まえて、五行類型論(体癖)ごとに考察したものを、以下に示します。

 

1種は、良し悪しを主に評価したい

2種は、良し悪しを主に評価されたい

3種は、誰かを好きでいたい

4種は、皆から好かれたい(嫌われたくない)

5種は、経済的メリットを中心に確保して安心を得たい

6種は、精神的メリットを中心に確保して安心を得たい

7種は、勝つために闘いたい

8種は、負けないよう頑張りたい

9種は、誰かを愛したい

10種は、皆から愛されたい

 

 自分の内面を考察すると面白いからもしれません。

 

 さらに私の理解に基づいて、五行類型論(体癖)をそれぞれ「一言」で表現してみたものを、以下に示します。

 

1種は、学者

2種は、哲学者

3種は、楽天的芸術家

4種は、内省的芸術家

5種は、活動的社交家

6種は、空想家

7種は、革命家

8種は、自尊家

9種は、探究者

10は、奉仕者

 

 これらは、あくまで私に理解に基づく考察ですので、皆さんのご意見やコメントがありましたら、是非お寄せください。

 

宜しかったら、コメントお願い致します。