体癖の智慧の活かし方~パート3(人間関係)~


 

「五行類型論(体癖)」を知って得た智慧は、まず自分自身に関することに活かすでしょうが、次はやはり日常の生活においてとても大切なことでありかつ最も難しいことでもある「人間関係」にも活かすことができます。

 

このテーマにおいて、もちろん「五行類型論(体癖)」は最も大きな影響力を持っていますし、とても有用な智慧だと思います。

 

 私はこの智慧を知ることによって、相手の「体癖」が判っていなくても、自分と異なる「体癖」の人々がいて、それぞれの人に自身の「体癖」の影響に基づいた能力をはじめ、感受性や心の傾向性をもってい生活していることが判ったので、精神的に心の幅が広がり、寛大になれたような気がします。

 

 過去には、人との関係において悩むことも多くありました。

 不思議と自分とウマが合う人がいるかと思えば、自分とは全く合わない人がいることも今では納得することも出来ました。

 

 そして例えば、腹が立つようなことがあった時、このような場合昔からまず相手と自分を入れ替えて、相手の立場ならどう思うだろう、どうするだろうと必ず考えるようにはしていました。

 

 けれども結局立場を変えても同じ体癖で考えているので堂々巡りのようになって、あ~でもない、こ~でもないというように考えあぐねていました。

 

 一応結論は出してみたもののなかなか納得ができず、無駄に時間を費やすだけになってしまうことが多々ありました。

 

 しかしながら最近も腹を立てたりすることはもちろんありますが、悩んだり、考えたりする時間の長さが極端に短くなって、自分のエネルギーを他のことや人の為に費やすことができて、これはとても良い五行類型論(体癖)の智慧の活かし方だと感じています。

 

 さらに相手の体癖が判っていると、

「あの人は、何種だからこう考えるのかな~とか、何種だからこうするのかな~」とかがだいたい判るので、どちらかが不誠実という問題はあるかもしれませんが、

一方的に相手を否定することもなく、私と違う感性をもっている人なんだからお互いに仕方ないよねと結論づけることができ、とても精神的にも楽になりました。

 

 また一方、さまざまな「人間関係」において体癖の智慧が有用であるのは、相手に感謝を伝えたい場合、相手にお願をしたい場合、相手に指示を出さなければならない場合、相手を喜ばせたい場合などなどに、適切に相手にその意図を伝えることができ、高い確率でその目的を達せられ、しかもよい関係性を良好に保つことができるところです。

 

 相手に受け取れない方法相手に伝わらないやり方や内容でいくら伝えても伝わらないし、却って関係性が拗れたりすることもあります。

 

 これは、現代社会においては特に身に付けたい知識であり、智慧だと思います。

 

 野口晴哉氏竹下雅敏氏もこのことに関してかなり詳しく述べられています。

 私も、目的に応じて体癖毎にそれぞれどのように方法や内容で伝えたらいいかを勉強し、研究しています。

 

 例えば、勝ち負けに拘る「7・8種の方」「もの」を頼む(依頼する)時、「7・8種」は普通に頼むとまず断わられますので、どのように頼めばいいか?

 

「7種の方」には、7種は他者に比べて能力が高いことを認められると嬉しいので「これは君にしかできないんだよな~、、、」とか、7種は野口晴哉氏の書籍によると、信賞必罰を受け入れやすいタイプ』とのことなので「もしこれができたらだけど何かお礼するよ~」とお願いします。また『いきなりどやして指示するような方法がいい場合もある』とのことです(:茶色の『』内の内容は引用した内容)。

 

「8種の方」には、否定形で頼みます。例えば「何々することは今日は無理だよね」のように。8種は、無理だよねと言われると否定したくなるので、「そんなことはないよ」と言いたくなります。実際にあまりやりたくなくても特別用事がなければ「そんなことないよ、できるよ」と引き受けてしまいます。

 また、「これは誰にもできないと思うけど、やってみる?」のように頼まれると、断ると負けたような気になって「じゃ、やってみようか」となります。

 

 あと、野口晴哉氏の書籍によると「7,8種」はともに情に厚いところがあり、情に訴えて丁寧に頼むと、断り辛くて引き受ける』とあります:茶色の『』内の内容は引用した内容。ただし悪用はしないでくださいね。

 

このように、「五行類型論(体癖)」の基本が解ると、家庭や職場など様々な場面でいろんなケースで人の体癖に応じて対処することができます。

 

また他の記事でも書きましたが、子育てや学童期には特に有用だと思います。

 

みなさんも、五行類型論(体癖)をさらに勉強されてみてください。

 

宜しかったら、コメントお願い致します。