体癖の智慧の活かし方~パート2(能力・適性)~


 

  自分の五行類型論(体癖)の特徴を理解することは、精神的にとても楽になります。

 

 それ以外にも、五行類型論(体癖)を理解し自分の体癖が判れば、自分の能力心の指向性などもはっきり分かってきますから、それを将来の職種や現在の仕事の方向性を決める際に役立てることができると思います。

 

           

 例えばもし自分がプロのスポーツ選手になりたいと思った場合、『緊張時に肺の機能がより活発になる』5種が活動時の特徴を示す「1項目」にあることが最適条件だと思います。

 

 努力すれば他の体癖の方でもかなりのレベルまで上達するとは思いますが、現代のプロの世界で成功するとなると、「5」種以外では無理ではないかもしれませんが、かなりきついのではないでしょうか。

 少なくとも緊張した時により機能が亢進する奇数体癖の方が優位だと思います。

 

 実際に竹下雅敏氏も東洋医学セミナーで、『プロのスポーツ選手として活躍している人は、殆どが「5種」をもった人だ』と述べられています

 

 私の場合は1項目が「2種」ですから、完全に体力を使う仕事には向いていません。思考力を活かせるような職種で、しかもあまり緊張しない職場がベストだと思っています。

 

 ですからこのことを知ってから、可能であればあまり緊張することもない在宅で、仕事ができたらなと考えるようになりました。

  そして収入は少ないですが、現在完全に在宅で仕事を行なえるようになりました。

 

 ここからは私が考察する、五行類型論(体癖)から観た個人の能力や適性ですが、良ければ参考にしてください。もし内容や表現に不愉快なところがありましてもご容赦のほどお願いいたします。ご意見やご感想がございましたら是非コメントしていただけたらありがたいです。

 

 1項目は、前述したように活動時の特徴ですから、以下のようにその人の能力や適性が判ると思います。

「1、2種」は、思考力を発揮できる職種。

「3,4種」は、食への好奇心や芸術的センスを発揮できる職種。

「5種」は、社交性や体力を活かせる職種。

「6種」は、緊張の少ない環境でコミュニケーション力や空想力を発揮できる職種。

「7、8種」は、勝負けなどはっきりした結果を求める為にかなりの努力が必要な職種。

「9,10種」は、本人が愛情をもって、接したり係わったりできるような職種。

 

 ただし、奇数体癖はある程度緊張した職場の方がより才能が発揮できますし、偶数体癖は緊張度合のあまり大きくない職場の方がより才能が発揮できると思われます。

 

 2項目は、前述したように主に内心(気力)の特徴(奇数体癖は能動的な傾向性、偶数体癖は受身な傾向性)で、活動のモチベーションとも大きく関係しますから、活動内容もその傾向性にあったものが適していると思います。

 

「1、2種」は、評価に拘り、特に1種は評価することを、2種は評価されることも望みます。ですから例えば2項目が1種の方は、評論家や学者に向いているかもしれません。

「3,4種」は、好嫌に拘り、特に3種は好きでいることを望み、4種は好かれることを望みます。また食への拘りや色(芸術性)が興味の対象です。

「5,6種」は、利害得失に拘り、特に5種は自らの行動で利益となることを望み、6種は他者から利益や満足を得ることを望みます。

「7、8種」は、勝ち負けに拘り、特に7種は勝つ為に努力することを望み、8種は負けないように、また人より目立つ為に努力することを望みます。

「9、10種」は、愛せるかどうかに拘り、特に9種は自分がある対象を愛することを望み、10種は自分が愛されることを望みます。例えば10種の方は、自分が愛される仕事、介護職が向いているかもしれません。

 

 このように、将来の仕事や現在の仕事の方向性を考える上に、1項目2項目の特徴は大いに役立つと思います。おそらく無意識に同じようなことを考えているかも知れませんが、「このことを知っていると明確に決心することが出来ると思います」

 

 なお、現代では男女とも外で働くことが多くなりましたが、夫婦には子育てという役割があります。

これは私個人の意見ですが、もちろん子育ては男性女性が協力してなされるものだと思いますが、生理的な特徴からいって女性の役割が大きくなると思います。

 ですから子育ては自分の才能とは関係なく、男性の協力のもと女性が中心となってしっかりなされるべきだと思います。

 

 またこのような体癖の活かし方は、幼少期から小学生の子供に対して応用することが特に重要だと思います。

 

 親や教師が、個人個人の体癖的特徴を理解した上で、一人一人に接し能力に応じた指導の下、本人のやりたいようにさせてあげることで、その才能を伸ばしてあげることが大切だと思います。

 

 さらに、中学以降ではこのような体癖などの個性についての智慧を教えることで、自分が授かった特徴をより深く理解し、今後の人生に応用できるよう、この智慧を学ぶ機会が提供されることが必要だと思います。

 

 最後に、以上のような考察は、私の体癖(2-8種)の影響が強くでている発想かもしれませんが、なるべく事実に基づいて考察しました。ただ個性により受け取り方もかわると思いますので、それも踏まえて読まれてください

 

宜しかったら、コメントお願い致します。