エニアグラムのカフェ


エニアグラムの性格論の概略の紹介

 「エニアグラム」とは、前述したとおり、エニアグラムという図形(左図)に由来する性格論です。

 

 「エニアグラムの性格論」は、

前述したように『その起源は定かではありませんが、一般には「1960年代に作られたもので、1970年代からにオスカ・イチャーソやヘレン・パーマ、ドン・リチャード・リソなどによって研究され、新しい人間学、心理学として世界各国に広がった』と言われています。

 

 性格論となっていますが、竹下雅敏氏やシュタイナー医学(アンソロポロジー)では共に、更に詳しくアストラル体の特徴を分類したものである』と言及しています。

 

アストラル体は、一般に感情に関連し、プラトンによると「気概」困難にくじけない強い意志・気性)を示すと説いています。このことから、アストラル体に基づく特質は、主に行動特性に強く現れるのかもしれません。

 

日本エニアグラム学会でも「エンアグラムの性格論」は、行動特性による分類である』と説明があります。

 

 ウィキペディアに、リゾの分類{1]として以下の分類が掲載されています。

タイプ1 改革する人。(良識的で理想主義のタイプ。高潔。きっぱりした。自己抑制的で、完全主義者。)
タイプ2 助ける人。(思いやりがあり、人間関係を重視するタイプ。寛容。気持ちを表現する。八方美人。所有欲が強い。)
タイプ3 達成する人。(成功志向で実際的なタイプ。適応力がある。卓越している。強迫観念に駆られた。外面を気にする。)
タイプ4 個性的な人。(繊細で引っ込みがちなタイプ。表現力がある。ドラマティック。自己陶酔的。気まぐれ。)
タイプ5 調べる人。(真剣で知的なタイプ。洞察が鋭い。革新的。秘密主義的で、孤立する。)
タイプ6 忠実な人。(真剣に関わる、安全志向なタイプ。愛嬌のある。責任感が強い。心配性で、疑り深い。)
タイプ7 熱中する人。(活動的で、面白いこと好きなタイプ。自発的。多芸多才。欲張りで、注意散漫。)
タイプ8 挑戦する人。(パワフルで、仕切るタイプ。自信に満ち、判断力に富む。強情で、対決的。)
タイプ9 平和をもたらす人。(のんびりしていて、控えめなタイプ。受容的。安心させる。周りに合わせる。自己満足的。)

1:( ドン・リチャード・リソ&ラス・ハドソン『エニアグラム あなたを知る9つのタイプ 基礎編』角川書店(2001年),Riso, Don Richard; Hudson, Russ (1999). Wisdom of the Enneagram. Bantam. ISBN 0-553-37820-1.,を参考